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ハイドロカルチャーとは?

ハイドロカルチャーは、粘土を高温で焼成した粒状の発泡煉石(ハイドロボール)を、植込み材として用いた水耕栽培(hydro→水,culture→栽培)です。
鉢底に溜めた水を下から吸い上げる底面給水システムのため、潅水時の排水が不要です。水位計や水位センサーなどにより、適正水位での確実な潅水ができます。
水の漏れない容器に直接植え込む(図A)こともできますし、下部に水の通り穴を設けたハイドロカルチャー専用の内容器を用いれば、ひとつの外容器に複数の植物を寄せ植える(図B)ことも可能です。この場合、内容器ごと植え込むので、植物の交換が容易に行えます。
図A・B
植物はその育成環境に合わせて、土用の根と水用の根とを使い分けて伸ばします。ハイドロカルチャーでは水用の根へと変化させ水耕栽培に順応させた植物を用います。

ハイドロボールは多孔質構造をもった無機質の粒状石材で、植物の育成に必要な適度の水分と空気を保持し、植物の根に理想的な環境を作ります。
ハイドロボールには、以下のものがあります。

レカトン

ネオコール

レカトン ネオコール
粘土を約1200度の高温で発泡焼成させた無機質の石(多孔質セラミック) 吸着力に優れた炭化物(スギ・ヒノキ)と、セラミックスの機能性複合材料
空気・水質浄化・プラスイオン吸着・赤外線による発根促進などの効果がある

ネオコールの特徴を知る
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その他、カラーサンド・ゼリー状用土・ウッドチップ・保水スポンジなど多種の用土での水耕栽培があります。

ハイドロカルチャーは、30年ほど前にドイツで始められた栽培方法で、ドイツの室内植栽の80%以上はこの方法が用いられています。

ハイドロカルチャーのメリット・土植え栽培との違い

ハイドロカルチャーには、その栽培方法や用いる材料の違いから、土植えの植栽とは異なる数多くの特徴やメリットがあります。

ハイドロカルチャーのメリット

清潔である
    ハイドロカルチャーの場合
    土植え植物の場合
    ハイドロカルチャーに用いる植込み材は無菌ですので、大変清潔です。 こぼした場合にも、周囲を汚しにくく清掃が簡単です。 土植え植物は、有機質土壌で通常堆肥や有機性肥料カビを与えており各種微生物や虫などが繁殖します。
臭いがない
    ハイドロカルチャーの場合
    土植え植物の場合
    ハイドロボールは無機質のため臭いがなく、臭いの気になりがちな室内での植栽にとても適しています。 有機質の園芸用土は、土特有の臭いを発生させます。
空気浄化効果が高い
    ハイドロカルチャーの場合
    土植え植物の場合
    ハイドロボールの粒間は通気性が良く、主に根の働きによる空気浄化効果を促進させます。ネオコールは、それ自体にも高い空気浄化機能を有しており、さらに効果的です。 土植え植物の場合は、根に空気が届きにくく、有害物質を吸収分解しにくい。
用土の劣化が少ない
    ハイドロカルチャーの場合
    土植え植物の場合
    硬質の発泡煉石であるハイドロボールは、いつまでも粒形が崩れず、用土としての質の劣化がおこりません。また、経年変化を起こさないため、年数を経た植栽でも、根詰まりを起こしません。 園芸用土は日常の水遣りで、土の団粒構造が崩れ、水はけや通気性が悪い土になっていきます。そのため、団結や排水時の流亡による根詰まりを起こしやすいのです。
リユースできる
    ハイドロカルチャーの場合
    土植え植物の場合
    ハイドロカルチャーで使うハイドロボールは無機質のため、洗えば何度でも利用でき、環境問題を出しません。 土植え植物の用土は、雑菌が残るため植物が枯れれば、処分しなければなりません。
排水への配慮が要らない
    ハイドロカルチャーの場合
    土植え植物の場合
    ハイドロカルチャーは、水を溜める栽培方法(底面給水システム)ですので、雨を受ける屋外を除き、排水処理を考える必要がありません。水の漏れない容器であれば、どんなものでも鉢として利用できます。 園芸用土での栽培は、水遣りの排水処理を行う必要があります。たとえば、室内の植木鉢には底に穴があり、鉢皿を用意しなければなりません。
給水量・設肥量が節約できる
    ハイドロカルチャーの場合
    土植え植物の場合
    ハイドロカルチャーは、排水の必要が無いため、必要最低限の水と肥料の供給でまかなえます。 土壌の空気と水の入れ替えのために多量の潅水が必要で、水と共に養分は土壌から流出してしまいます。植物が吸収する量よりも多量な水と肥料が必要です。
確実な水管理ができる
    ハイドロカルチャーの場合
    土植え植物の場合
    底面給水システムで、鉢底から一定の高さに水をはるため、確実な水の管理が出来ます。水位計や水位センサーなどにより、手潅水・自動潅水どちらも給水の過不足を回避できます。  
軽量である
    ハイドロカルチャーの場合
    土植え植物の場合
    レカトンの比重は0.6。土の半分の重さのため、鉢などの移動が楽です。また建築緑化においては、躯体への過重負担を軽減できます。 一般的な土の比重は1.6。
耐寒性を向上させる
    ハイドロカルチャーの場合
    土植え植物の場合
    多孔質のハイドロボールが断熱材となり、冬季の低温から根を守ります。  

ハイドロカルチャーはこんな環境に最適です!!

レストラン・病院などに・・グリーンで爽やかなおもてなし

臭いがなく清潔なハイドロカルチャーの植栽は、お客様をお迎えし、おもてなしをする室内空間に最適です。 特に、料理を出すレストランやカフェやベーカリー、清潔さが必須の病院やクリニックやサロンなど、お客様への心配りの表れとして衛生的なグリーンを是非どうぞ。

企業の顔となるエントランスなどに

植込み材の再利用ができ、給水や施肥も節約できるハイドロカルチャーは、エコロジー&エコノミーです。植物の持つ環境改善作用と合わせれば、さらにエコをアピールでき、企業や団体のCSR評価向上につながります。ビルのエントランス植栽など、建物の顔となる大きな空間での利用はいかがでしょうか?

オフィスに・・テクノストレスを和らげる

低照度環境に順応するハイドロカルチャーの植栽は、オフィスなど蛍光灯の明かりに頼らざるを得ない場所にお勧めです。管理のしやすさ、移動のしやすさだけでなく、植物の持つ空気清浄機能・リラックス作用・騒音緩和効果・酸素の供給機能は、テクノストレスを和らげ、職場の生産性の向上につながります。

空間デザインに

排水への配慮が要らず、水管理の確実なハイドロカルチャー植栽は、手の届かない高い位置での植栽を可能にしました。また一般の土に比べて、軽量のため支持する壁体への負担も軽減できます。ショップなどの天井や壁の高い位置にグリーンを設ければ、これまでにない内装空間を演出できるはずです。

壁面緑化・屋上緑化に・・

ハイドロカルチャーは、大規模な屋外での利用にも向いています。軽量のため建物躯体への荷重負担を軽減し、劣化が少ないので頻繁な土の入れ替えは不要です。土壌の流出もなく、潅水も自動で行えるため、壁面緑化や屋上緑化などに安心して用いることができます。植物の耐寒性を向上させることも利点です。
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